PAGE TOP

足立区西新井大師にあるウエイトトレーニング・キックボクシングのハイブリットジム

REON

REON GYM

スター食える業界になれば今の選手が食えなくなるシニカル

これはキックボクサーだけでなく、

 

総合格闘家もボクサーも同じかもしれないが、

 

我々プロ格闘家はプロとは呼ばれるものの、

 

正直なところ、一握りの一部の人間を除いてその収入は非常に厳しい。

 

その証拠にそれだけを生業としている真の職業格闘家はほとんどいない。

 

多くの選手がバイトしていたり、

 

職について格闘技と掛け持ちしているのが現状だ。

 

それはチャンピオンクラスでも例外ではない。

 

チャンピオンを目指して頑張っているのに、

 

チャンピオンになっても食っていけないってどうゆう事!?

 

よく他のプロアスリートにも負けないほどのハードなトレーニングに、

 

過酷な減量をし、

 

痛くて苦しい命懸けの試合をしているというのに、

 

全然報われないって同情して下さる人や、

 

業界に対し不平を言う選手もいるが、

 

世の中の摂理をよくよく考えて欲しい。

 

もし僕らのファイトマネーが野球やサッカーにも負けない程の年収を稼げるとしよう。

 

日本チャンピオンクラスなら億プレイヤー。

 

世界チャンピオンクラスならメジャーリーガー並みの数十億円。

 

それだけ夢のある業界であったら、

 

野球やサッカーに流れるであろう学校にいたスポーツ万能な子が、

 

格闘技をするのだ。

 

こんな才能を持った怪物は当然野球をやって、

プロ・メジャーを目指すし、

 

 

半端ない男はもちろんサッカー部に入るのだが、

 

 

もし格闘技界が野球やサッカーより稼げる夢の世界であるならば、

 

こんな怪物たちが幼少、少年期から格闘技をやるのだ。

 

想像しただけで恐ろしい世界である。

 

有能な人が少ない今の業界でトップに行けなくて飯が食えていないのなら、

 

食える業界になったら間違いなくこの業界から淘汰されるグループに属している事をまず自覚しておこう。

 

いまでこそ多少は変わってきたのかもしれないが、

 

格闘技をやる人って、

 

かなりマイノリティーである。

 

ニッチな世界で僕らは戦っているのだ。

 

そして格闘技のプロテストってかなりハードルが低い。

 

プロアスリートと呼ばれていいものかって程、簡単にプロになれる。

 

ちょっと努力したら、さほど才能のない人でもプロにはなれると思う。

 

だから新人から何の肩書きもない選手のファイトマネーが数万円程度でも仕方ないかもしれない。

 

才能を持った人間が他のスポーツに流れるからこそ、

 

凡人でも努力を継続できればそこそこいけるのである。

 

だがこの事実も認識しておいて欲しい。

 

フォーブスが毎年発表する世界のアスリート長寿番付で、

 

だいたいトップグループに君臨するのもまた格闘家であるということも。

(ボクサーだけど)

 

格闘技界こそピンキリの極みである。

こちらの記事もよく読まれています