格闘家が減量をする理由
格闘家というと、過酷な減量をイメージする人も多いかと思います。
事実、もう試合が嫌ってなるほど過酷な減量をする選手も多いです。
そもそも何故そこまで辛い思いをしてまで減量をするのでしょうか。
車両重量の違う車が同じスピードで激突した場合、
どちらが勝つかは自明ですね。
かなり極端な話かもしれません。
相手の攻撃をもらわずして自分の攻撃だけ当てるなどのテクニカルを無視すれば、
大きい方が強いのが物理の大原則であり、
そのアドバンテージをとるために、
極力無駄な脂肪は落とし、
計量時は筋肉と骨格のみの身体で規定体重をクリアしようとするのです。
規定体重をギリギリでクリアする選手はスポンジのようなものなので、
試合までの1日の時間で大きく身体を戻し、
試合当日は大きな身体で有利に戦えるという理論であります。
多くの人が勘違いしているのですが、
この理論を理論通りに有利に迎えるには、
一朝一夕では出来ない準備が必要になります。
つづく