強くなるサイクル キャリアと歩んだキックボクサーの見解
今年の1月でキックボクサーのプロキャリアも15年になりました。
プロと言っても、
当然ずっとプロキックボクサーだけであったはずもなく、色々なキャリアと共にプロキックボクサーであったという方が近いです。
僕は高校2年生の17歳でデビューしました。
高校で2戦、
3年生の夏から受験勉強でお休み。
大学4年間で23戦。
本当は大学4年間のうちにK-1MAXに出場出来なかったらやめる予定だったけど、
結局諦めきれず、
22歳はまだまだこれからだと思い、
サラリーマンファイターとして約4年間で19戦。
この時26歳。
このままだと仕事もキックも中途半端になると、
脱サラして職業キックボクサーを目指す!
自分のキックボクシングジムをもち、
1日キックの環境をつくり、
そこから6年弱で47戦しました。
引き分け一つ挟んで9連勝なんて事もありました。
この時に、
この業界で専業として生きていく為のゴールデンサイクルを見つけました!
結局どのビジネスもつまるところ、
『単価×回転率』
で売上が決まります。
一団体王者レベルではもう何年もファイトマネーがかわらない業界だったので、
そこで僕は回転率を上げる事にしました。
それが『月一健太』です!
最近こそ試合数が急減してますが、
一時には2年連続二桁試合を行いました。
意志が弱いのが人間なので、
試合が決まっていない時よりも、
目の前に試合が決まっている方が毎日の練習を頑張れます!
試合という一番の経験も積め、
レベルアップする。
レベルアップするのでより大きな舞台やチャンスが舞い込む。
そういった舞台で高頻度に試合する事によって露出度も増え、スポンサーも増える。
1試合当りでので収入も増えればその他の仕事をする必要が減り、
よりよい環境で専念して練習出来る!
そしてまた強くなって~
というサイクルを生む事に成功しました。
不安と期待で脱サラしましたが、
サラリーマンファイターの給与+ファイトマネーの収入よりも、
キックボクサーだけでその時の稼ぎよりも多くなりました。
(まぁもともとたいした稼ぎではなかったのですが...)
キックボクサーとして、結婚し、子供も産まれ、
これからキックボクサーとしてもキャリア最盛期を迎え頑張るはすだったのですが...
いったい自分はどれだけリスキーな職業で家族を養っていこうと思っていたのでしょうか。。
こうなってみると、
職業キックボクサーより、
やはりサラリーマンファイターは強い。。
公務員ファイターはもっと強い!
(ファイトマネーはもらえませんが)
キャリア最大の敵は未知のウイルスなのか。
どうなるキックボクサー健太、
つづく